この映像は、長崎原爆の炸裂の瞬間からきのこ雲の成長までを、実際の爆撃機から撮影した映像です。
1945年8月9日、木曜日、午前11時2分、天候晴れ。長崎市松山町171番地テニスコートの上空。
アメリカ軍の原爆搭載機ボックスカーが高度約9,000メートルから投下したプルトニウム型原爆が、地上約500メートルの位置でさく裂しました。爆発の巨大なエネルギーは、地上の物質を巻き込み、上空へと吸い上げました。これがきのこ雲となり、刻々と色と形を変えながら、ぐんぐんと上昇し、約8分30秒後には、高度9,000メートルに達しました。